7月に食べたい
京都のお菓子と言えば、
老松の夏柑糖。
今や希少となった夏みかんを丸ごと使った特別なお菓子。
柑橘類を使ったよく似た見た目のお菓子を見かけますが、
夏みかんの果汁と砂糖と寒天のみで作られる夏柑糖の、独特の食感やさっぱりとした味わいは、真似できないと思います。
夏みかんってこんなに美味しいんだ…としみじみ。
グレープフルーツの輸入自由化の影響で、改良種である甘夏への移行が進み、今では夏みかんは萩と和歌山の一部でしか生産されていないとのこと。
これからも生産が続けられ、夏柑糖がなくならないことを祈るばかりです。
そして
7月の京都と言えば、祇園祭
ですが、
山鉾巡行は今年も中止。技術継承のため、山鉾建ては行われお囃子も聞けましたが、いつもとは違う夏、やはり寂しい。
宵々山の夕方、信号待ちの間に車から写した月鉾。例年なら、この時間には歩行者天国になっているんですよね…
疫病退散を祈願して始められたお祭りが疫病で中止とは、何とも皮肉なことですが、
エイズやSARS、今回の新型コロナウィルスのような
野生生物由来の新型ウィルスは、乱開発を止めない限り今後も突然出現し、新たな感染症が人間社会を襲い続けると
専門家が指摘しているのが気になりますね…
本当に大切なものは何か、大切なものを残していくために何をして、何を諦めるべきか、大袈裟ではなく人類は今、ギリギリの選択を迫られているのでは…と思わずにはいられません。