LiSAチョコレート

関西よつ葉で取り扱いのあった、LiSAのビーントゥーバーチョコレート。フェアトレード団体のネパリ・バザーロの製品です。
いくつかあるフレーバーの中から、シナモン&ジンジャーとコーヒーの2枚を、迷わず選びました。

 

シナモン&ジンジャー カカオ68%

 

原材料は、インド産のカカオ豆、沖縄産の黒糖と粗糖、そしてネパール産のシナモン、カルダモン、ジンジャーです。

 

封を開けると溢れ出る、カカオとスパイスの香り。スパイスの風味が、とにかく豊かで奥深い。ベースのダークチョコの土のような香りと相まって、とてもエキゾチックな味わいです。

 

コーヒー カカオ66%

ベースのチョコレートの原材料は同じで、ネパール産のコーヒーが入ります。

 

こちらは封を開けた途端、コーヒーの濃厚な香り!

コーヒー味のチョコを食べるのは久しぶりのような…最近ネパールコーヒーが好きなので、これはホント嬉しい。

 

カカオとコーヒーと黒糖ってすごく相性が良いですよね。三つの風味が絡み合った、力強い味です。

 

"LiSA"は、"Low Input Sustainable Agriculture(低投入持続型農業)"の略。農薬や化学肥料などの人工物を、できるだけ投入せずに栽培した原材料が使われています。

 

現在、沖縄でカカオ栽培を行う「沖縄cacaoプロジェクト」が進行中とのこと。今はインド産のカカオ豆が使われていますが、栽培が軌道に乗れば、沖縄産カカオ豆を使ったチョコレートが登場するそうです。楽しみ!

 

ところで、

大雨などの異常気象で、カカオ豆の不作が続き、供給不足と価格高騰が続いています。将来、カカオ豆が入手困難になるかも…ということで、アメリカなどでは、カカオ豆の細胞を培養して、人工カカオ豆からチョコレートを作る研究が進んでいるそう。

「児童労働や森林破壊の問題も同時に解決できる」とのことですが、うーん…こじつけっぽい…

近い将来、木で育ったカカオ豆のチョコレートは、希少でとても高価になり、食べられなくなるかも。

「農作物や肉を食べることは、土を食べることと同じ」と言いますよね。では、実験室から生まれた人工カカオ豆を食べることは、イコール何を食べることになるのかな…考えずにはいられません。