大矢商店の生芋こんにゃく

初めて食べた時その美味しさに驚いた、神戸市の大矢商店のこんにゃく。

大量生産のこんにゃくとは、原材料も製法も全く違います。

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市販のこんにゃくの多くは今や、24時間稼働の工場でライン生産されたもの。交配種のこんにゃく芋の粉末を原料に、価格の安い石灰などを凝固剤として添加して作られています。
一方、大矢商店のこんにゃくの原料は、栃木県鹿沼市有機栽培された希少な在来種のこんにゃく芋。毎年旬の生芋を購入し丁寧に洗浄して冷凍、こんにゃくの製造の度に必要なだけ蒸して使われるのだそう。蒸し上がったこんにゃく芋をすりおろし、水を加えながらのばして…と、経験と技を頼りに細かな調整をしながら、手間ひまかけて作られる生芋こんにゃくは、「 職人さんが作るこんにゃく 」と言えます。凝固剤に使われるのはホタテの貝殻の粉末。凝固剤の量が少ないため、こんにゃく特有の臭みがなく、調理の際アク抜きは不要です。

 

今日は、胡麻油で炒めて、カモシカ発酵マルシェで買った鮎の魚醤で味つけしてみました。どう調理しても、こんにゃくの美味しさが隠れません。

 

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一食一食を大切に、普段の食事にこそ、「 本物 」を食べたいものです。

 

こんにゃくを使ったこんなお菓子も作られています。

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有機栽培の抹茶を使用した、こんにゃく入り抹茶ゼリー。

トロトロプルプル、こんにゃくらしい歯応えがある、独特の食感。味にクセがなく、わたらい茶の上品な風味が生きていて美味しいです。

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生活クラブを通して大矢商店のこんにゃくに出合って以来、私の中で、こんにゃくの地位がぐんと上がりました。